アイドル

趣味がない人はアイドルの応援を騙されたと思ってやってみてほしい

吾輩はオタクである。名前はまだ無い。
どこで生(ま)れたかとんと見当けんとうがつかぬ。
何でも真夏のじめじめした所でよっしゃ行くぞー!と叫んでいた事だけは記憶している。
吾輩はここで始めてアイドルというものを見た。

*****

当時の私は15歳、親友とAKB48のミニライブを鑑賞していた。
以来、現場には多くて月に1回程度しか行かないが、ゆるく長くいろんなアイドルを応援している。

今日は「趣味がない」という人に、「誰かを応援する」楽しさを伝えたい。

「信じていてよかった」と思える瞬間がある

私の夫は5年前、『希望的リフレイン』という楽曲から宮脇咲良さんを応援している。

こちらは現在2019年の宮脇咲良さんだ。う、美しすぎる・・・・顔面国宝だ・・・・

宮脇咲良さん。画像はhttps://www.izone-official.com/profile/2から2019年11月2日時点のプロフィール写真を引用

夫が2014年、どのくらい熱心に宮脇咲良さんを応援していたかというと、福岡の博多にある劇場にまで、東京から足を運ぶほどだった。

その宮脇咲良さんは現在、IZ*ONE(アイズワン)という世界的に人気のアイドルグループで活躍している。(正確には2021年4月までIZ*ONE、その後HKT48に戻ってくる)

「あんたが育てたわけじゃないだろう」と突っ込みたい気持ちはありつつも、夫は「さくちゃんは昔から根性あったから」と嬉しそうだ。

夫は宮脇咲良さんが世界中で活躍する様子を見て、「応援してよかった」と言っている。
宮脇咲良さんだけではなく、多くのアイドルに言えることだが、アンチからものすごく叩かれることもある。
そんなアンチの言葉に負けず、「彼女はまだまだ活躍する」と信じ続けて、応援し続けたことが今、報われまくっているのだ。

2017年の宮脇さん。https://www.instagram.com/p/BOw6gF4DWSn/から引用


幼くて可愛い博多の美少女は5年後、アジアを代表する美女に成長したのだから、「俺に見る目はあっただろ」と思わずにはいられないだろう。

*****

2015年10月4日、この日は坂道シリーズとして結成された欅坂46のメンバーが24時35分からの番組で紹介される。番組名は『欅って、書けない?』だ。
乃木坂46を応援している多くのファンが、24時からの乃木坂の番組を見た後、そのまま見ていたと思う。
私も、欅坂46はどんなグループになるのかワクワクしながら毎週応援していた。

夫(当時は彼氏)は「まだCDもだしてないし、誰も垢抜けてないし、全然アイドルっぽくない。こんな一般人を応援してるの、なんか気持ち悪い」と言っていた。

やがて時は流れ、ファーストシングル発売、単独ライブ成功、紅白出場、夫とも現場に通い始める・・・。
どんどん大きくなっていく欅坂46を見て、「やっぱり信じて応援し続けて本当に良かった」と思った。

自宅のブルーレイには、今も第1回から『欅って、書けない?』の放送が全て残っている。

物事が実を結ぶのには時間がかかる。
最初から成功が約束されたものなどないのだ。
だから信じ続けて良かったと思える瞬間まで応援し続けることが、すごく楽しく感じられる。

他人の「幸せ」や「成功」を心から喜べる人間になれる

私が初めて握手会に行ったのはAKB48が大ブレイクを果たす、ほんの少し前だった。

前田敦子さん、大島優子さんが大好きで、CDを買っては握手に通った。
親友は小嶋陽菜さんが大好きで「こじはる以外、推せない」と言っていた。

現在、前田敦子さんは結婚し、一児の母となり、仕事に育児に奮闘している。
前田敦子さんの妊娠のニュースを聞いた時、あまりの感動に涙を流してしまった。

大島優子さんは女優として様々な作品に出演し、活躍している。
CD1枚買えば簡単に会えたあの日から月日は流れ、簡単には会えない女優になってしまった。
寂しくもある。しかし、とてもとても嬉しいことでもある。

小嶋陽菜さんはアパレルブランドを立ち上げ、経営者としての手腕を発揮している。
ビジネスメディアで小嶋陽菜さんのインタビュー記事を見かけるたびに、「やっぱり、こじはるってAKBにいた頃から頭も良かったもんなあ」と思う。

学生時代に熱狂したアイドルたちがそれぞれの人生を歩んで、幸せに暮らしている。
それは私たちファンにとっても最高の幸せだ。

人生において重要な見返りがある

私が大好きな歌に『推しのいる生活』(歌:キュウソネコカミ)というものがある。
歌詞が、私の心の中を代弁してくれているのだ。

リアルな見返りはないけれど
今日もテレビからラジオから
雑誌からいろんなステージから
元気な姿を見せてくれ
それだけで心満たされる

(中略)

そうわっしょいわっしょいありがとう
わっしょいわっしょい頑張れる
SNSの通知が鳴る 胸高鳴る
わっしょいわっしょい素晴らしい
わっしょいわっしょい会いに行く
推しのいる生活

『推しのいる生活』歌:キュウソネコカミ

推しがいることで毎日心が満たされる。
握手会やライブにいくことを楽しみに、日々の仕事を頑張れる。

上司からのメールも、クライアントからのチャットも、夫や親友からのLINEやそのほかSNSも全て通知はOFFなのに、アイドルのSNS更新通知だけはONにしている。

まさに私のための歌だ!!!
リアルな見返りはないけれど!!!

そう思っていた。
確かに、リアルな見返りはない。

しかし私の場合「他人の成功を喜べる」とか「信じて良かったと思える」経験のおかげで、急に話題は変わるのだけど実はお金も増えたのだ。

*****

学生時代、ひょんなことから株取引を始めた。
株で生計を立てているおじいちゃんに教わり、少しずつ少しずつ利益が出る。
投資金額も小さいので、そんなに大きな儲けはない。しかし株を買うようになると、これまで他人事だと思っていた経済が自分ごとになっていく感覚が面白くて、どんどんハマった。

ある時、A社という会社を偶然ニュースで知った。当時はまだ上場したばかりだ。
A社に関して、社長の書籍やブログを読んで、すっかりファンになった。
その会社の株を買って儲かるのかはわからない。
だけど株を買った。
応援したいからだ。

この会社を応援すればいつか「応援していて良かった」「信じて良かった」と思える瞬間に出会える。
そう思えたからだ。


この嗅覚は間違いなくアイドルの応援を通して研ぎ澄まされ、何年も応援し続ける楽しさもアイドルの応援を通して得られたものだと思う。

もちろん儲け狙いの株もあるけれど、一部、ただ応援したくて持ち続けている株もある。
そんな株ほど、長い目で見ると利益を出してくれていたりする。

それに、そんな株が上がった時は、ただ利益が増えること以上に嬉しい気持ちになるのだ。

まとめると、、

「応援して良かった」「信じ続けて良かった」という気持ちはご褒美だ。
報われる瞬間を信じて毎日を過ごした人にしか訪れない。
この「『精神的なご褒美』に向かって取り組み続ける習慣」という素晴らしい見返りを、アイドルの応援を通して得ることができたとおもう。大げさかもしれないけど。

例えば営業の仕事でも、なんども提案してようやく通るとか、マーケティングの仕事でもなんども試行錯誤を通してようやく結果が出ることがある。

長い人生はうまく行くことばかりではない。

つらい時こそ成功を信じ続けて、頭を使いながら、手を動かすしかないのだ。
いつか「信じて良かった」と思える日が来るまで。