ふと考えたこと思ったことのメモ

「社員を大切にする会社」を明文化する

私は今の会社に転職して、会社に大切にされている実感があります。
だから、今日は「社員を大切にする」とはどういうことかを書いてみます。

サラリーマンが会社選びの参考にするのも良いと思いますし、
会社のえらい人がこんなブログを読むのかはさておき、何をすれば従業員に満足度高く働いてもらえるのか?参考になれば幸いです。

「これだけ会社が大事にしてくれるのだから、成果を出せなければ自分の実力不足」と思っています。働きやすい会社とは、成果の言い訳ができない会社でもあると思います。

注意事項と労働環境について

なお、これは私が「大切にされている」と感じるだけで、ほかの社員は違うかもしれません。会社に合う、合わないは個人によって異なりますので、絶対というわけではないことをご理解ください。

また、ここに書いてあることは、個人がきちんと会社に労働を提供していて、それが会社に認められている場合に発生すると考えています。権利ばかり主張するのはよくありません。

労働環境としては、弊社は社員100人程度のいわゆる中小企業です。
webサービスをつくったり、自社ノウハウを生かして他社のwebマーケティングの支援をします。
私はその会社で、他社のマーケティング支援をしており、クライアントワークです。
残業は毎月30時間程度、深夜残業がそのうち10時間程度あります。
休日に3ー6時間ほど、月に1.2回は働きます。

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社員が大切にしていることを大切にしてくれるのか

私は誰かを大切にする、というのは、その誰かが大切に思っていることを、理解しようとすること(尊重すること)だと考えています。

たとえばあなたの恋人の兄弟が入院したとします。
あなたは心配しますよね?
「看病大変だろうな、重たい病気なのかな、心配で仕事どころじゃないだろうな」と。
それは、あなたが恋人のことを大切に思っているから、恋人のいまの状態や気持ちを理解しようとしているのだと思います。

あなたのお母様が氷川きよしのコンサートに当たった!と喜んでいたとします。「は?氷川きよしに会えて何が楽しいの?」とか言いますか?言いませんよね。
「ぼくは演歌を聞かないので氷川きよしの良さは分からないけれども、当たったのはよかったね。楽しんできてね」という感情になるのではないか、と思います。

つまりは「自分は共感できないし、自分は同じ環境に置かれていないけれども、相手の状況を理解しようとしている」のです。

これと同じことが会社組織でも言えます。

アイドルの卒業発表時に上司から届いた連絡

私はアイドルが大好きです。とはいえ、月1でどこかの現場に足を運ぶ程度の在宅です。

ある日、NMB48 の太田夢莉(おおた ゆうり)さんが卒業発表をしました。
私は彼女の写真集お渡し会、握手会、彼女の行きつけの服屋さんなどに通うファンで、ヘコみました。

すると、上司からこんな連絡がきていたのです。

アイドルの卒業発表時に上司から来た連絡

上司は男性で、テニスをずっとやっており、週末もテニスに励んでいます。
そんな彼がアイドルに興味があるはずがありません。
実際、太田夢莉ちゃんのことも「おおた むりちゃん?すごい名前だね」と言ってました。

しかし、それでも私がアイドルが大好きで、アイドルに会う時間を大切にしていることを理解してくれていたのです。

だから推しメンが卒業したときに、心配してくれたのです。

「あー、これってゆとりが握手してた子じゃないかなー。卒業しちゃったら握手会とかあんまりないだろうし、ゆとりは落ち込んでるんじゃないだろうか」と一瞬でも思って連絡をくれているのです。

これはまさに、 私が大切に思っていることを、理解しようとすること(尊重)だと思います。
「個人として尊重されている」この自覚を社員に持たせることができる会社こそ、「社員を大切にする会社」です。

これは私だけに当てはまるのか?
私の上司がたまたまそういう方だったのか?
それが、そんなこともないのです。どうやら全社的にこんな感じです。

6月のある日、部署のナンバー2にあたる人が、木曜日〜日曜日まで使ってヨーロッパにサッカーの試合を見に行きました。6月は会社の上半期の終わりの月で、下半期の体制や部署の戦略など非常に重要な会議が、まさにそのピンポイントの期間に行われていたのです。

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彼は帰りの飛行機の中で「自分の立場がなくなっていたり、責任感がないと怒られたらどうしよう」と少し不安もあったそうです。
しかし、実際はそんなことはなく、無事に帰国し、今もしっかり働きやすく、利益の出やすい組織にするため奮闘してくれています。

自分の理解できない理由でお休みをとる時、「責任感がない」なんて言わないのです。
その人にとっては、休み(時間を確保して)をとってその時間を過ごしたい、大切にしたいことなのです。
理解できないからって否定しないのです。

「へー、いってらっしゃい。楽しんでね」で終わりです。

社員を大切にする会社にはこの2つがある

①他人を適度に尊重する

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1つめはこれまでつらつらと書いてきた「尊重」です。

あくまで私が考える社員を大切にする会社は「(その社員がきちんと労働で会社貢献しているならば) 社員が大切にしていることを理解しようとする」ことです。
よって、社員が大切にしている家族に必要以上に負担を強いるのは、社員を大切にしている会社がやることではないと考えます。それに、社員が人間らしい生活をするために家事したり、やすんだり、趣味に充てる時間を与えないのも、社員が大切にしていることを大切にしていないと考えます。

会社の制度はただ、休むためにあるのではなく、
仕事以外の大切なことを大切にするためにあるのだとウチの会社に入って思いました。
何かを大切にするには、そこに時間を割かなければなりません。

仕事ばかりでは、仕事以外の大切な何かに時間をさけません。

②適度な無関心

もう1つ大切なことがあります。それは適度な無関心さです。

組織で働く以上、いろんな社員のプライベートな側面が見えてきます。
そういったプライベートな側面を見たときに、理解できないようなことを大切にしていたり、
変わった思想の持ち主だった場合、それに過剰反応する必要はありません。
ましてや一緒に大切にする必要もありません。ただ、尊重すれば良い。

たとえば、これまでの例でいうと、アイドルの握手会のためにフレックスで帰るとき、周りは「へー。いってらっしゃい」でいいのです。

尊重するが、いちいち干渉しないのです。

社員を大切にする会社の見分け方

最後に、もし自分が転職するとして、社員を大切にしているかどうかを見分けるなら以下の項目を確認します。ただしこれは大企業には当てはまらない可能性も高いです。

①許可なくフレックスや、簡単な報告で在宅勤務が使えるか

制度としてフレックスタイムがあっても、前日までに上司の許可がいるとか、正当な理由がなければフレックスが使えないという会社は多いです。
私は、フレックスが機能するとはつまり、社員に裁量権があり、会社も社員の仕事の進め方を信用している証だと思います。だから、フレックスタイムの利用がどのくらい機能しているのかを確認します。

またこうした自由に時間を扱える制度は、社員が仕事と仕事以外の大切なことを両立して、長く働き続けるのに役立ちます。

②経営層と現場の情報交換ができているのか

社内報でもブログでも、部署単位の飲み会に顔を出すでも、なんでもいいのですが、経営層が現場に触れる機会があるかどうかも大切だと思います。
そうでなければ、今の会社のフェーズに合わない制度を作ってしまったりして、組織が崩れていく可能性があるからです。

逆に現場が、経営層に正しい情報を伝えないのも怖いことです。正直にマイナスなことを報告すると裁かれるとか、そういった罪の意識の中で仕事をすると、ますます人は悪いことをしてしまったりします。結局は上下のラインの信頼関係があるかどうか、であり、その判断基準に経営層が情報発信しているか?現場がその情報を拾っているか?経営層と話す機会はあるか?などが挙げられます。

③家族ぐるみの交流があるか

これは同じ部署の上司の家に遊びに行くとか、同じ部署のメンバーでバーベキューするとか、そういった感じで、会社の人のプライベートな人間関係を覗く機会が年に1回でもあるか、ということです。

嫌ならば全然行かなくてもいいのですが、私は以前、職場の人の家に遊びに行った時、「この人は家族をこんなに大切にしているのか」「この人もまた、家族にこんな風に愛されているんだ」と思いました。
それがきっかけで、より職場の人を尊重しようと気持ちになったんです。

最近は会社の飲み会やイベントに行くのは無駄、みたいな風潮もありますが、年に1回くらいならばいいのではないでしょうか。