転職・キャリア

大手からベンチャーに転職して後悔しない方法を書く

去年の6月、私はようやく転職活動を決意し、7月から転職活動を開始した。

未経験業界(Web業界)に転職するため、とても不安だったが、多くの方がツイッターでアドバイスや、応援をしてくれた。

googleで、

「大手 ベンチャー 転職」と検索すると、大手からベンチャーに転職して後悔しているエントリーが見受けられる。

f:id:yutorisedainohoshi:20190414214044p:plain
「大手 ベンチャー 転職」の検索結果

「転職して良かった!」なんてページは1ページ目には現れない。

それだけ、恵まれた大手企業からベンチャーへの転職は怖いし、マイナスが伴うのだ。

とはいえ、私はベンチャー企業に転職したが、全く後悔していない。
だからこのブログには、「ベンチャーに転職して良かったこと」と「後悔せずにすんだ理由」を書いておきたたい。

大手からベンチャーに転職して良かったこと

①配属ガチャ・転勤がほぼない

大企業では常に配属リスクがつきものだ。
職種固定で転職活動をして入社しても、たった3ヶ月で配属が変わってしまったと言う例も聞いたことがある。

私の場合は、「Webに関わる仕事ならなんでもいい!」とマジで思っていた。
だから、広告代理店から事業会社のWebマーケティング担当まで幅広く選考を受けた。

そしてWebマーケティングコンサル・Webサービスを展開するベンチャー企業に入社した。

毎日、いろんなクライアントのSEO対策とか、CVR向上のための施策を考えるのだけど面白くて仕方ない。(ディレクションはあまり好きではないが頑張っている)

やりたいことが確定している人にとっては、やりたいことを仕事にできるベンチャー企業は最高だ。好きじゃない仕事も当然あるが、興味がある分野につかれるだけで楽しいと思える。

一方で大手企業だと、常に配属リスクがつきまとう。
配属リスクが大きい傾向は減ってきているかもしれないんだけど、20代だとどうしても配属・ひどい場合は勤務地まで地方に飛ばされてしまったりと、自分でコントロールできない。

②組織の変化が目まぐるしくて面白い

f:id:yutorisedainohoshi:20190414220008j:plain

私は転職してからまだ半年だけど、すでに2回組織体制は変わっている。

また、年明けの1月からうちの事業部の約30人には日報の記入が義務付けられたのだけど、これまたものの1、2ヶ月で浸透し、今では日報は普通になっている。

他にも、弊社も他のベンチャー企業に劣らず「歴史から学ばない組織」状態になっているのだけど、マニュアルや過去の資料のデータ蓄積は大切だ!と気付き、社内Wikiみたいなツールを導入し試運転している。これも2月くらいから始まった。

組織は全く完璧ではない。

だからこそ、理想の組織になるように変化が目まぐるしいのが、前進しようとしている感じがしてすごく楽しい。

③フレックスタイム神

これは全てのベンチャー企業に当てはまるわけではないけど、弊社はフレックスタイム(コアタイム11時〜16時)がある。

すごいのは、フレックスタイムの使用にいちいち上司の許可がいらないことだ。

大手企業勤務の方は、次の日フレックスを使うときは前日に上司に許可を取らなければならないので、面倒で、結局フレックスは浸透しない・・・

という経験があると思う。

ベンチャーは余計な許可とりシステムを排除する傾向があるのと、一人への仕事の裁量が大きい分、自分で仕事を管理できるので、フレックスは新卒でも、インターン生でも上司の許可を取らなくても使える。

正直、これが転職して1番良かったことかもしれない。
仕事や、働く時間を自分でコントロールできるのは本当に幸せだ。

大手からベンチャーに転職して後悔しない方法

なんで転職して後悔せずに済んだのか?というと、以下の項目に心当たりがある。
良かったら、大手からベンチャーに転職する方は参考にしてみてほしい。

①100万円くらいなら年収を下げる覚悟をもつ

f:id:yutorisedainohoshi:20190414215836j:plain

20代前半の人が大手企業からベンチャーに転職する場合、年収の大幅ダウンがある。
私は年収は50万円までなら下がってもいいと思っていた。

ここで意識してほしいのは、今やっている仕事は楽しいかどうか?または、市場価値上がるのか?というところ。

現在、ZOZOで活躍している田端信太郎さんは、NTTからリクルートに転職するとき、年収は下がったらしい。

自分がもらう給料の面で、年収100万円の差よりも、その人が仕事を通じて行使できる、実質的な裁量権や発注権限の差のほうがはるかに大きいと思うんですよ。

(省略)

与えられている裁量の中で、どれくらい自分の名刺代わりになるような案件をできるか。

僕は27~28歳ぐらいのときに「R25」を立ち上げました。初年度で売上10億円、支出が20億円。つまり10億円の赤字でした。

でもそういう仕事内容のほうが、目先の年収100万円の差よりも、長期的にはずっと重要なんです。 

大企業にいた頃、私はいつも「一体、いつになったら実質的な裁量権をもらえるんだ?一体、何歳になったら、自分一人でクライアントの前に立ったり、クライアントに自分の魂が乗った提案資料を渡せるんだ?」と思っていた。

もちろん、企業や、本人の優秀さにもよるのかもしれないけど、
少なくとも私の周りには、20代で、100%自分の責任で仕事を回している人はいなかった。

私は「年収は下がってもいいので、早く自分一人でクライアントの前に立てるようになりたい」と思った。

自分にとって、長期的なメリットがはっきりしているのなら、目先1年、2年の100万円なんて大したことない。
てか、今の時代は投資とか自分でモノを売って、会社以外からお金を儲ける手段も充実しているので、子供がいない20代ならそんなにお金の心配はしなくてもいいのではないだろうか。

②自分にとっての「楽しい」を言語化する

転職してなんでこんなに毎日楽しいか?考えてみたのだけど、原因は日記にあった。

毎日めっちゃ数行だけど(たまに大量になる)手書きで日記を書いていて、その日記の中に、自分は何が楽しくて、何がつまらないのか、人には見せられないくらい、ストレートな言葉で書いていた。

f:id:yutorisedainohoshi:20190414215714j:plain

私は語弊を恐れずに言えば、先輩や上司と仕事をするのは本当に窮屈だった。

お客さんに「こんな提案したい」と思っても、それが通らないとか、「この進め方の方が良さそうだ」と思ったことができないのは、死ぬほどつまらなかった。

だから、自分で仕事を自分の意思で進められる職種や環境の方が合っていた。

ちなみに裁量と言う意味で言えば、やはり営業職は個人の裁量が大きくなり、自由度が高い職種だと思う。

私の今の職種も既存営業に近いところがあり、それも楽しいポイントだろう。
先輩に頼まれた仕事をするのは死ぬほどつまらない。

あとはやっぱりWebだ。Web業界でSEOでも解析でもなんでもいいから、Webの世界のマーケティングに関わる仕事がしたかった。
今はそれに携われているので楽しい。

③人はどうでもいい

極端な表現で申し訳ないが、個人的には「一緒に働く人など、どうでもいい」と思えるくらい、自分の仕事内容にこだわったほうが良いと思う。

今の勤め先には「いい人」はたくさんいる。
でも「いい人」がたくさんいる会社なんて、いくらでもあるのだ。

だからこそ、人なんかどうでも良い。(一緒に働く上司がサイコパスでないか、だけは見ていた。自分が病んだら意味がないので)

また、ベンチャー企業は一般的に人の出入りも激しい。
「この人と仕事しやすいな」と思っていた人が、すぐ退職するなんてよくあることなので、人依存で職場を決めるのだけはやめた方がいいと思う。

「サラリーマンが楽しいかどうかは上司に大きな影響を受ける」とは、いろんな人が言っている。これはその通りだ。

でも、「人」で会社選びをすると、事故る可能性高い。

よって、私は転職するときはやっぱり「仕事内容」を重視した方がいいと思う。
その仕事は楽しいか?
自分にとっての「楽しい」が分からなければ、
その仕事は自分の市場価値を引き上げられるのか?

また、一緒に働く人に優秀な人が多いところがいいなら、やはり大手企業の方がその可能性は高いだろう。大企業は人が多い分、そこで上り詰める人とは相当優秀だったりする。はたまた、人が多い分、「あこがれの人」も見つけやすい。モチベーションが人依存するタイプなら、大企業の方がいいように思う。

④取引先VCを調べたり、周囲のベンチャー企業経営者に評判をきく

内定をもらったとき、速攻やったのは会社概要をみて取引先VCを調べることだ。
取引しているVCの評判を調べて、転職先のベンチャー企業が信頼に足る会社なのか調べていた。

あとは会社を経営している知り合いに片っ端から会社名を伝えて、社長や会社の評判をリサーチした。

上場企業なら、会社の評判は株価とか、Vokersの大量の口コミを見ればわかる。

だけど、上場前のベンチャー企業はそうは行かない。
だから自分の足とツテでなるべく真実に近い情報を集めまくるしかないのだ。

⑤社長ブログや取締役のブログは隅々まで読む

先ほど「一緒に働く人など、どうでもいい。サイコパスではないかどうかだけ見て、仕事内容を重視した方がいい。ベンチャーは人の入れ替わりが激しいし、確率論的な話で大企業の方が優秀な人は多くなりがち」という話をした。

人の出入りが激しい分、人に固執してその会社を選ぶと後悔する。
ただし、「いなくなる可能性が低い人」「会社全体に影響力がある人」の思想は把握しておいた方がいい。

それは社長や、草創期のメンバーだ。

もし彼らが学生企業とかなら「中途採用を増やして外の良いところを取り入れようという思想があるのか」をブログを読みまくって、リサーチする。
「転職組で役員はいるか」も大事だ。

もし大企業から独立組なら、前職から引き連れた人や前職のクライアントを横取りしているような思想がないか?
などをよく見る。

はたまた、「どんな組織にしていきたい」とか「どんな社会を作りたい」とか「採用では何を大事にしている」とか、彼らの思想をとにかく知るのだ。

一緒に働く機会はなくても、経営者の思想は現場に伝わる。
マネジメントと現場が乖離している組織も多いが、社員数が少ないベンチャーで社長がしっかりしている会社なら、その社長の思想は現場に伝わる。

だから社長のことは探偵になったつもりで調べぬく。

社長が過去に何か失敗していてもそれは問題ではない。
大事なのは、今、その社長が何を考え、将来何をしようとしていて、それに共感できるか、だ。

⑥資金調達額を調べる

ベンチャー企業の存続には、投資家からの資金獲得が命綱だ。
創業時期から今までの資金調達額を調べ、他の同業他社と比較する。

たとえば、内定先が創業5年目の企業なら、内定先のライバル会社や憧れにしている会社が5年目のとき、どのくらいの資金調達に成功していたかを調べる。

当然その時の景気の影響もあるが、資金調達額にどんな違いがあるか?
その差額の理由はなにか?
などお金を見ると考えることがたくさん出てくる。

⑦上場したいのか、上場せず経営を続けていきたいのか、売りたいのか調べる

この辺りは正直に答えてくれる人事担当者は少ないかもしれない。
でも、ベンチャー企業にとって出口を決めておくのはとても重要なことだ。

上場したいなら何年後に?
そのために会社はどう変わっていこうとしているのか?

上場しないなら、売却するのか?
売却するならどんな企業に売りたいと思っているのか?

上場を意識しているかいないかで、会社の方向性は大きく変わる。
上場を意識していない場合、どのように経営していこうと考えているのかで社風も変わってくることはなんとなく想像できると思う。

以上が私が大企業からベンチャーに転職するときにしていたことだ。
他にも思い出したら追記していきたい。

転職活動そのものをどのようにしていたのか、はnoteにまとめているので参考程度に記載する。

note.mu

月曜日〜金曜日まで楽しいのは幸せである

月曜日から金曜日まで楽しいのは本当に幸せだ。
この幸せには「フレックスタイム」と「仕事内容」が大きく貢献している。

年収とかネームバリューとか私にとっては結構どうでもよかったらしい…

大手企業から、ベンチャー企業への転職で不安に思っている人は、自分にとっての「楽しい仕事」は何かを意識しながら、転職するかどうか判断するときはなんとなくの情報に任せず、しっかり情報収集をしてほしい。

情報収集をする際に、この記事が参考になったらうれしい。