このブログは大学生に主に読んでもらいたい。
特にメルカリとか、ブログで毎月10万円とかは普通に稼いじゃってて、「将来は会社の犬になんかならないぜ!」と思っている方に。
はたまた、サラリーマンでも、なんだか自分のキャリアとかよく分からなくなって、とりあえず脱社畜の言葉に乗っちゃった方に。
私も大学時代、月に30万〜50万のアフィリエイト収益を3年くらい継続して稼いでいて、就職か専業アフィリエイターになるかはとても悩んだ。
そして今は会社員になって本当によかったと思っている。
脱社畜サロン騒動の要約
事の経緯を知らない方のために、簡単に脱社畜サロン騒動について説明する。
ツイッターの流れを詳細に見たい方はこちらのまとめをどうぞ。
ざっくり書くと、(敬称略)
- 脱社畜サロンというイケダハヤトと正田圭と、はあちゅうの3人が運営する、約3000人メンバーがいる塾みたいなバーチャル組織がある
- 運営者の一人、正田圭の経歴詐称疑惑が勃興
- サロンのメンバーがイケダハヤトに「正田圭の経歴詐称の件、どうなのよ?」と質問
- イケダハヤトがそのサロンメンバーを退会させる
- 田端が「イケハヤ、それちゃうやろ。仲間を庇うのはいいけど、金払ってくれてるサロンメンバーにはちゃんと説明した方がええんちゃうん。もし経歴詐称がほんまなら、今のうちに謝っとけよ」的な指摘をする
- イケダハヤトは「いや、なんでや。迷惑な客を追い出しただけやろがい。てか、とりあえず謝っておけって考え方も古いで」的な反論をする
って感じですね。w
ダイヤモンドはダイヤモンドによってしか磨けない
上記のURLにもあるtogetterまとめも読んだが、個人的には田端さんの主張に納得している。
イケハヤさんも正田さんも、やましいことがないなら証拠を見せて説明すればいいし、もし経歴詐称が事実なら、信じてついてきてくれている人たちに「ごめんなさい」と一言謝罪した方が良いと思う。
田端さんの指摘は「とりあえず謝っておけ」ではないので、そこは感情的になったのか、焦りからなのか、はたまた本当に1mmの違和感もなく本当にそう思っているのか分からないけど、ここにイケハヤさんの、なんか未熟さみたいなものを、失礼ながら感じてしまった・・・。
この一連のツイートで、田端さんのツイートは結構評判が良かったのだ。
「さすが大企業の組織で人をまとめてきただけの経験がある。イケハヤに謝るチャンスを与えるなんて」と。
田端さんは引くに引けなくなったイケハヤさんの様子を見て、本当に手遅れになってしまう前に「引き際」を作って助けてあげようとしたんですよ。
フリーザに気を分けた悟空のように。フリーザが宇宙空間で生きられるように。
しかしイケーザさんはその気で田端さんを攻撃したので収集つかなくなりました— ヒデヨシ (@cook_hideyoshi) January 11, 2019
田端さん、謝りどころをちゃんと作ってあげてて、めちゃくちゃ優しいな。大企業で成果出す人って、こういう人間の機微を本当に理解してる。
— けんすう👀🚀 (@kensuu) January 11, 2019
こうした一連のやり取りをみた時、大学生の頃に聞いたこの言葉が思い浮かんだ。
ダイヤモンドの原石は、他の石では砕けてしまうので、同じ硬度を持つダイヤモンドでしか磨けない。 同じく人格もバーチャルな空間などではなく、現実的な人間関係の中でしか磨かれない。
田端さんは長く、様々な企業でサラリーマンをしてきた組織人だ。
イケハヤさんは、3年で会社をやめてフリーランスになっている。
この一例だけではなく、他にもいろんな場面で、組織で揉まれてきた人の非常に人格者な一面を見るたびに、人格は人間の中でしか磨かれていかないのだ、と思った。
(フリーランスだからと言って、人格を磨く機会がないわけではないです。ただ人に揉まれるサラリーマンの方が、人間性を試される機会は多いように思います)
サロンに入るお金があるなら、世界的名著を読もう
「人格」とは、「個人として独立しうる資質」のことだ。
人格者とはひとことで言えば「誠実な人」を指す。
これについては全世界でベストセラーとなり、
名作『7つの習慣』の第一の習慣と第二の習慣を読んでみてほしい。
サロンに入るより、一生を変えるようなリターンを得られる。
最初読んだときは、同じことの繰り返しだったり「誠実さ」とか「愛」とか「自律」とかよくわからないことばかり書いてあって、理解できないこともあると思う。
私も19才の時、そうだった。しかし、
「世界中で読まれていて、(当時)50版以上されているのだから、名著に違いない。私の理解が及んでいないだけだ」
と思い、なんども読むと、だんだん理解できてきて、今では悩みがあるとすぐに『7つの習慣』を手に取るようになった。
世の中にはいろんなハウツー本が出回っている。
世の中にはいろんな自己啓発本がある。
でも、そんな小手先のことを学ぶ前に、人格を磨くことを考えてみてはどうだろうか。
きっと優れた人格の上に、魅力的なキャリアを積むチャンスだって訪れる。
私も何かあると「自分の人格を試されている」と思うし、『7つの習慣』を実行する人格者ならどのように振舞うだろうか、と考える。
スキルも人脈も大事だけども、私は人格を鍛えたい。
優れた人格の上にこそ、スキルやノウハウは活きてくるのだから。