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『世界一やさしい問題解決の授業』は「夢の叶え方」を教えてくれる本だった

『世界一やさしい問題解決の授業』を読んだ。

これは将来、自分の子供に読ませてあげたいと思う名著である。

私自身も小学生、中学生くらいの頃に出会えていたら・・・と後悔でいっぱいだ。

この本は一言で言えば、「夢を実現にする考え方を教えてくれる本」だと思う。
いままで何冊もロジカルシンキングに関する本は読んだし、問題集も説いた。

しかし、「ロジックツリー」や「仮説を検証する」という考え方が「夢を叶えることに繋がる」という価値観を教えてくれたのは、この本だけだ。

参考のため、何枚か写真を掲載する。

1296円と安いし、心からおすすめしたい。
手元において、仕事の中や迷ったときに読み返したい。

問題解決ができるとは、夢へのルートを自分で考えられるということ

『世界一やさしい問題解決の授業』は子供向けに問題解決の方法を提示している。
わけのわからん道徳の授業をするくらいなら、この本を読ませて、将来の夢や近い目標のためにどうすればそれが実現できるか考えさせる授業でもしたほうがいいと思う。

『世界一やさしい問題解決の授業』では「友達と組んでいるバンドの集客」や「CGデザイナーになりたいお小遣い1500円の子供が、半年後にパソコンを買うには」などの問題を解決していく。

いずれも、実現可能な、かなり現実的な解を問題解決ツールを使って見つけていく。

問題解決のためのツールを紹介する

この本で紹介されているツールは、きっと誰もが知っているツールだ。
でも考えてみてほしい。

このツールを普段の仕事の中で使いこなしているだろうか?
「美人な奥さんがほしい」とか、「20代で年収1000万円の職に就きたい」と考えているときに、これらのツールを使って、どのようにそれを実現するか考えているだろうか?

これらのツールを仕事の中で、自分自身の生活の中でどのように使っていくのかを考えながら是非よんでみてほしい。

分解の木(ロジックツリー)

これはいわゆるロジックツリーの1つで、1つの事象を分解して、具体的にしていくものだ。

本の写真で見づらくて恐縮だが、これは知っている人も多いのではないかと思う。

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私もロジックツリーで物事を考えたことがあるが、そのときは「5回、なぜを繰り返しなさい」と言われていた。

なぜ5回なのか尋ねると「やってみればわかるが、最初の1,2回では他責の原因しか見つからない。5回目になると自分に対処できる範囲まで課題の根拠や背景、課題そのものの粒度を小さくできる」と教わった。

これは本当にそのとおりだと思う。
他責思考になってしまうときには、自分に対応できる範囲まで物事の粒度を小さくしていくために、「なぜ?」や、「具体的には?」などと自分に質問を重ねていく。

はい・いいえの木

分解の木で、事象を分解していくとき、「はい」「いいえ」で分解できた場合は、「はい・いいえの木」に乗せて分解してあげる。

そして、それぞれの割合が何%くらいなのか、自分たちの仮説をメモしておく。

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課題・分析シート

たとえば「コンサートに来てくれる人が少ない」という課題があるとしよう。それに対する仮説、仮説の根拠、その仮説を証明するための情報集め、情報源を整理しているのがこのシートだ。

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課題・分析シート

仕事は「仮説と検証の繰り返し」だ。この仮説を証明するための情報集めが日々の主な仕事となる。そして、その情報収集の結果、仮説との差分や、浮かび上がってきた事実を元に打ち手を考え、実行する。これが仕事だ。

課題に対する打ち手

先程の「課題・分析シート」で作業・分析の欄に入っている「作業」を行ったら、そこから仮説が正しかったのかどうかの分析に入る。

「コンサートがあることを知っている人は5%」と仮説をたてていたけど実際は「30%」いた。となると、「コンサートがあることを知っている」だけではなく、そこから「行きたい」と思われる仕掛け作りが必要だと分かる。

この「仕掛け作り」が打ち手の1つだ。

  • コンサートをみんなが来やすい時間帯に変更する
  • トークが上手いメンバーが面白いトークをする

などの打ち手が考えられる。

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打ち手を実施の簡単さ、効果で着手するものを決める

コンサートの存在を知っているのが全校生徒の30%だったので、残り70%にも伝えたい。そうなると、伝える方法を考える必要がある。そのときにも、仮説検証のためで調査してきたデータが活きる。

たとえば、コンサートの存在をしっていたのに来てくれなかった人に、なぜ来なかったのかきいてみると「なんのジャンルなのか分からない」「うまいのか下手なのか分からない」という声が得られていたら、
校内放送で自分たちのCDをかけてもらう、などで存在を知ってもらえば音楽のジャンルやレベル感も伝わる。

いくつも浮かぶ打ちてを、実施の簡単さと、効果で評価しながら打ち手を選んでいく。

ここまでが『世界一やさしい問題解決の授業』で説明されていた、問題解決ツールだ。

仕事でどんなふうに使うのか

ここまでごくごく当たり前のことを書いてきた。

それでも今まで仕事で使いこなせていただろうか?

美人な彼女をつくるため、20代で年収1000万円を得るために、そのための方法をここまで整理して考えていただろうか?

私は自分の仕事ぶりを振り返ると、できているところも、もっとできたと思うところもある。

私の仕事でならどんな風にここに書いてあるツールや考え方を使えるのか場面を整理してみた。

私は主に企業のWebサイトのコンサルティングの仕事をしている。

主なコンサルティングSEO対策と、コンテンツの計画(どんなコンテンツをどう置けば、どんなキーワードを拾えるか)を立てて、CVを上げるのが仕事だ

この2ヶ月間、私は「仮説を言語化できていなかった」ように思う。

SEO対策、コンテンツの計画を立てる場合、その企業のHPに流入しそうな検索ワードや、その企業がとりたい検索ワードを調べていく。

そのときに仮説を持っていなければならない。

  • 指名ワードは拾えているのではないか
  • 地名と掛け合わせられると、競合に負けているのではないか
  • 競合は地名と掛け合わせたページが強いのではないか

などなど、なにか仮説を持つべきだった。

そして、その仮説を調べるために、グーグルアナリティクスで流入を調べたり、GRCで順位を調べたりするべきなのだ。

その後、課題に対して打ち手を考え、それを顧客に提案するのだ。

年明けからまた新しいプロジェクトが始まるので、『世界一やさしい問題解決の授業』を片手に、仮説、仮説検証、打ち手の提案をしていきたい。