感想

他人の人生は最高のエンターテイメントだ

ただのスーパーのお兄さんだったのに、大金持ちになったヒカキン。

ただ踊っているだけなのに、「うまいと思ってんのか??」と炎上するTik Tok。

Tik Tokやツイッターで「イケメン」と話題になり、モデルになったごく普通の大阪の高校生。

埋め込み動画

ネオ無職@neo_mushoku

私こういう顔大好きなんですけどわかります?はー、男子高校生萌えるわー。ごめんな、少年よ。クソキャバ嬢が勝手に自分の載せたティックトックをぐふぐふ言いながら見てるとは思わないよな。。。ごめんな。。。

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ごく普通の人が、注目されて、その中からスターが生まれる。
はたまた、ごく普通の人が、注目されて、炎上し、夢を諦める。

最近、私の中で確心に近い仮説がある。

他人の人生は最高のエンタメなんじゃないか???
そう思えてきたのだ。

私は「もるさん」というユーチューバーが好きだ。

もるさんは、高校生のころから髪の毛のセット動画をアップしていて、大学2年生のころ、大学を辞めて美容専門学校に入った。

これは2014年4月に彼が大学をやめて、美容専門学校に行くことを宣言した、神動画だ。

彼に対して心無い言葉を投げかける人もいた。

「大学を辞めたら後悔する」
「美容師で成功できるはずない」
「昔のもるさんが好きだった」

なんで人の決断を応援できないんだろう。

この動画の2年後、彼はOCEAN TOKYOという、大人気美容院に就職。
そこからさらに2年後の現在、もるさんは同美容院でスタイリストになっている。
そして、彼はスタイリストデビューしてわずか20分で1ヶ月の予約が埋まったのだ。

その時、私は、もるさんのYoutubeをみるのは、ただ髪の毛のセット動画を見ているわけじゃないことに気づいた。

もるさんの動画をみながら、もるさんの生き方を見ていたのだ。
彼は大学をやめて、好きなことを仕事にした。
そして、いま、美容師としての修業期間を終えて、スタートラインに立った。

そんな彼の決断や、選んだ道をたのしみながら、励まされながら見ていたのだ。
他人の人生は最高のエンタメなのだ。

水曜日のダウンタウン」という番組をご存知だろうか。
その中で特にSNSを賑わせるのは、クロちゃんの密着系ドッキリだ。

一昔前、人気があったバラエティ番組は「あいのり」だ。

最近人気を博したテレビ番組は「テラスハウス」だ。

密着系の番組「激レアさん」や、最近はホストの生活に密着している「ソノサキ」という番組も人気だ。

どれも、他人の人生を観察していないだろうか???

SNSで今やFacebookをも超えうる存在となったインスタグラムのストーリーも他人の生活を簡単に覗き見できる。

他人の人生は最高のエンタメなのだ。
だから人は、他人を見ることをやめられない。

人気のテレビ番組、流行りのSNS、どれも他人の人生を観察しているものだから、「他人の人生は最高のエンターテイメントなのではないか」と考えている。

最近Tiktokで小学生が叩かれているのを見て、なんとも言えない気持ちになり、アンチの存在や、配信者について考えた。
このnoteは「アンチが悪いのではなく、アンチによって作り出される雰囲気やイメージが悪いもので、それをコントロールできないか?」と思って書いてみた。

アンチの変遷

家庭に1台、パソコンが置かれる時代になり、そのすぐ後に、手のひらでパソコンを持てる時代になった。
インターネットの世界で、2ちゃんねるmixiツイッター、ユーチューブ、フェイスブックなどで他人の噂話、他人の生活や頭の中を覗き見できる。
その流れの中で、みなさんもお分かりだとおもうが、アンチが叩く対象の変化も感じてきた。

■アンチが叩く対象
①匿名掲示
嫌いな有名人がいれば、2ちゃんねるをはじめとした匿名掲示板でたたく。本人は見ているかもしれないし、見ていないかもしれない。

ツイッター、ユーチューブ
嫌いな有名人に直接コメントをしにいく。もしくはエゴサされているとわかっていながら、悪口をいう。
このころから、有名人ではなくても、一般人で顔出しはアンチの格好のターゲットになった

③ティックトック
一般人アンチ無法地帯。ただダンスを披露しただけの小学生などもたくさん叩かれている。

さらに、アンチの年齢層も下がっていると思う。
小学生から大人まで、アンチになれる時代だ。

アンチと炎上の関係

アンチにはいろいろいて、大きく2つに分けれると思う。

ゼミガメタイプ
水のようにとまることなくえんえんと何かの批判しかしない。
ツイッターとか見ると、いろんな人の悪口、反対意見、あら探ししかツイートしていない。インスタなら、荒らしコメントしかして回らない。

ヒトカゲ
特定の人のことを烈火のごとくたたき続ける。有名なのはとある芸能人のコメント欄が荒れ、調査してみると同じ人が一人で1000件以上もコメントしていた、というものだ。他にもツイッターで毎日、同じ人に食らいかかっているやつとか。

炎上とアンチは紐づいていると思われがちだけど、実はちょっと違うと思う。

炎上にも2種類ある。しかるべき炎上と、悲しい炎上だ。

しかるべき炎上
「子供の虐待動画」とか「線路を歩いている」とか「軽トラ倒す」とか、そういう動画は炎上する。倫理的に反しているものだ。

悲しい炎上
「猫ってかわいいよね」に対して、「じゃあ犬はかわいくないんですか!」とか、「社長賞を受賞しました!」に「は?だからなに?」とか、「結婚しました!」に「マウンティングするな」とか、ギター弾いてる動画に「自分に酔ってる」みたいなのが変に拡散されてしまうもの。

悲しい炎上は、アンチが中心になることが多い気がする。

じゃあこれ、どうしたらいいか、と思った。
アンチはどうしようもないのか?
アンチは悪者で、アンチに叩かれた人は不快を感じ、自信を失い、夢をなくし、発信をあきらめる。ハイ、終わり。なのか?

アンチの存在をどう扱うか

NRI の調査によると、TiktokツイッターfacebookInstagramYoutubeは日本人の登録者のうち、20%の人しか発信していないらしい。
たった20%の中にアンチと、有能な発信者がいるわけだ。

残りの80%は、なぜ発信しないのか?
それは以下のような理由があると思う。

1)発信内容に対して、反応がないとさみしい、ださい
2)発信内容に反応があってもそれが反対意見とかだったら、恥ずかしい
3)しかもその反対意見が徹底したもので、「ハイ、論破」を好む系のやつからだったら心折れる。傷つく。

こんなことを、みんな知らず知らず、SNS をやりながら学んでしまったんじゃないか。
だから、こんなに豊富にSNSがあるのに、特定の人たちしか「発信」をやらなくなっちゃってるんじゃないか??
(もちろん、「あげるコンテンツがない」、とかもあるとは思う)

じゃあ、アンチを徹底排除するSNSはいいSNSなのか?

それも違うとおもう。
だって、アンチがいると話題になりやすく返って自分のコンテンツを有名にしてくれる場合もあるし、「批判者」がいないと裸の王様になってしまう。その批判の仕方や、批判の内容が異常な異分子がネット世界のアンチと呼ばれる人たちだと私は思っている。

これからのSNSで、発信者の数を増やす、傷つく人を減らすなら、アンチの扱いを考える必要があると仮定する。

ツイッターのブロック機能などのように、アンチは見えないようにするのもいいけど、彼らの存在を生かす道も考えられないものだろうか。

アンチが湧くコンテンツはそれだけで価値がある。
なぜならアンチがわざわざ見にくるのは、そのコンテンツは最高のエンターテイメントだからだ。

アンチがいると嬉しい世界をつくったら

アンチの存在意義を考えるとき、多くの人が「暇人なんだあいつらは」「自分の人生を生きていないのだ」と言う。

そうなのか???

彼らは暇人なんかではない。
彼らにとっての娯楽が、他人の人生をみることなのだ。誰しもそんな一面はあるけど、それが異常値にある人たちだと思う。
「ゲーム」「読書」「コンサート」「飲み会」に充てるような余暇を、かれらは「人の人生に口出しをする」ことにあてているのだ。

つまり、この世に、彼らにとって、「ゲーム」「読書」「コンサート」以上に楽しいと思えることが「他人の人生への口出し」以外にないんじゃないか?
他人の人生は最高のエンタメなんじゃないか???さらに強く、そう思えてきた。

中井りか@rika_nakai823

ぐっどあふたぬーん

NGT48の中井りかちゃんは、「炎上女王」として知られている。

お正月に配信したSHOWROOMで、アンチから「しね」などのコメントが寄せられた。

↓1分で終わる。アンチに「大好きかよ、りかのこと!笑」とかなり煽る笑

他にもアンチにうまいこと言い返す場面が多々見られ、アンチはさらに怒ってコメントをする。それで、炎上女王とネットで言われ、テレビにも単独でバラエティー出演などを果たした。

「アンチがいることはマイナス」という雰囲気が各種SNSで漂う中、中井りかSNSだけはちょっと違う。
「アンチがいたら仕事が増える」「アンチがいたらさらに注目してもらえる」に切り替わっている。

そして本当に彼女の仕事はその後、増えていた。

NRI の調査によると、TiktokツイッターfacebookInstagramYoutubeは日本人の登録者のうち、20%の人しか発信していないらしい。
たった20%の中にアンチと、有能な発信者がいるわけだ。

残りの80%が発信しない理由の中に、「叩かれるのがいやだ」、というものもあるかもしれない。それは「叩いてくるアンチの存在そのもの」より、「アンチがいることで雰囲気や自分の印象が悪くなるのが嫌」なのだと思う。

アンチの存在そのものより、アンチによって作り出される雰囲気を変えられる仕組みがあるSNSがあると、もっと発信する人は増えるんじゃないか。

適当なアイデアだけど、アンチがいるアカウントは投げ銭された金額を倍にするとか笑、有名TikTokrと共演できるとか、Tiktokのおすすめに毎週出れるとかw(もしこういうことをすると、わざとアンチコメントが増えるかもしれないので、ユーザーにはいちいちこうした仕組みは語らないほうがいい)

他人の人生を覗き見して、好き放題コメントできてしまう以上、アンチはいなくならないし、根絶できない。むしろ彼らを活かす方法はないものか。。。