感想

noteは日本にパトロン文化を目覚めさせた説

一言でいえば、noteは日本に健全なパトロン文化を自然な形で産んでいるのではないか、と思います。
それはすなわち日本の文化の劣化を防ぎ、日本の文化をかのルネサンスのように成長させる機会をはらんでいるのではないでしょうか。

ルネサンスとはなんぞや

ルネサンスギリシャやローマの芸術を復興しよう!という運動、それにより様々な芸術が生まれた14世紀、15世紀、16世紀の時代を一般的にそう呼びます。ルネサンスは日本語にすると「復興」とか「再生」みたいなニュアンスになるようです。
ダヴィンチや、ミケランジェロラファエロルネサンス三大巨匠と言われていますよね。もちろん彼らにもパトロンがいます。
偉大な芸術・文化の裏側にはそれを経済的に支えたり、目的を持って芸術作品を産ませた人たちがいました。

パトロンとはなんぞや

Twitterなどでパパ活が流行したからでしょうか、パトロンと聞くと少し悪い印象を抱く方もおられるそうです。
しかし本来パトロンとは芸術を、芸術家とともに産んできた人たちです。

ダ・ヴィンチミケランジェロパトロン
ダ・ヴィンチが26歳(若い!)のとき、最初のパトロンとなったのがメディチ家という名門の、ロレンツォさんという人です。メディチ銀行なるものをヨーロッパ中に展開した人。うん、いかにもお金持ちっぽい。

ロレンツォはルネサンスの芸術を語る上で外せないパトロンです。ミケランジェロパトロンでもあります。
彼はダ・ヴィンチに推薦状を書いてやり、ミラノのすんごい宮殿に住めるようにしたり、創作活動に打ち込めるように支援していました。

また、まだ少年だったミケランジェロの作った彫刻に感動したロレンツォは自分の家に住ませ創作活動させていたのです。
ロレンツォなくして二人の天才は生まれなかった、という人もいるくらい偉大なパトロンです。

パトロンが芸術家を支援していたのには政治的な理由や自分のアピール目的があるのですが、それはこの記事では書かない方針です。あくまで「偉大な芸術は、(下心あるにしても)それをしっかり支えた偉大なパトロンがいたからこそ生まれた」のは歴史が語る事実なのでしょう。

noteとクリエイター

■ネットでなんでも手軽・無料で手に入る時代に一石投ず
小説家の朝井リョウさんがこのようなことを言っていたそうです。

いまの10代は、何をするにもまず無料でゲットできるものを探す。それは、自分たちが10代のころにはまだなかった感覚だ。また、無料で手に入るものには「自分が選んでいる」という感覚自体がないから、よいものを探し当てた喜びもない

無料社会は文化の発展においては脅威とも言われています。
簡単に手に入るものはなかなか大切にされないように、無料で簡単に手に入ってしまう作品は大切にされないのではないでしょうか。

だからこそこれからの文化を担うクリエイターの方達には自分を安売りしないでほしいと思っています。そこで立てる舞台がnoteです。ここは自分で自分を安売りしないで、商品をおける場所なのだと思います。

私は個人的に好きな情報や絵、文章を提供してくださっている方が書いたnoteは購入するようにしています。
たとえそれが興味のないタイトルだとしてもその人が「私が一生懸命書いたもので、好評です」と言っていればポチっています。

中には無料で全てnoteを書いている方もおり、そういう方には少額ですがサポートさせていただいています。
普段からそのクリエイターさんの無料ブログ、ツイート、絵、写真、動画を無料で楽しませてもらっており、その品質は自分の目で見てきていますし、その人の創作物は面白いと信じているからです。

大金持ちではない普通の会社員です。それでも自分もルネサンス時代の偉大なパトロンたちのように、規模感はちっこいし自己満かもしれませんが文化の担い手になれるのがnoteです。

■芸術は主観で楽しめるもの
noteの優れているのは、「スキ」というツイッターでいういいね!みたいなライトなもの以外に、作品に対して点数・購読数・口コミなど評価軸となるものが表記されていないことです。
私が今までnoteを購入したのは、ツイッターのフォロワー数が一万を超えている方から、数百程度の無名クリエイターさんもいます。
音楽とか絵とか、理論は存在していますが、基本的にはその人の感覚で好き、嫌い、興味がない、が分かれるものです。もし評価の機能があれば私はこんなにnoteを好きになっていなかったでしょう。

noteはまだ無名のクリエイター、普段は会社員・学生の方がプロじゃないけど好きで作ったもの、書いたものを勇気を出して「評価される場所に身をおける」貴重な舞台のような存在だと思います。

これからnoteからどんな漫画、アニメ、写真家、小説家、人気ブロガーが誕生するのか本当に楽しみです。