- 上司やマネージャー達から見て、育てやすい新卒になること
- 複数のマネージャーからうちにきてほしいと声がかかること
- 上司にストレートなダメ出しをいただけるようになること
これら3つは私が初めてプロジェクトに配属された時に密かに目指した姿です。何のバリューもまだ出せない新卒がその組織で成果を出せるようになるには、上司や先輩達から「こいつは育てがいがある」と思われ、育てていただく必要があります。
そしてそのためには、上司が思ったことや感じたことを部下にストレートに伝えられるようにする必要があると思うのです。
例えば「論理的思考力がない」という、弱みをはっきりストレートに伝えていただけると、そこの強化にお互いに向き合えます。
敵を知り己を知れば百戦危うからず
上司の考えていることを知るには一旦本屋さんにいきましょう。w
社会人1年目のみなさまにおかれましては「仕事のコツ」とかの本を読みたくなると思います。そうした本も役に立ちますが、管理職が読む本、部下育成の本を読んでみましょう。ここには部下を育成する立場の人間がどんなことで悩み、どんな風に部下になってほしいかが詰まっています。
部下だって上司に気を使います。しかし私は上司の方が部下に気を使っているのではないか?と考えています。
部下にちょっと厳しく言えばセクハラだのモラハラだの、トラブルになる時代です。新卒なんか資料を作らせても100点満点には作れないし、本当邪魔w。
それでも育てていかなくてはならないわけです。そんな上司の苦悩(=敵を知る)をまず知ってみるとよいのではないでしょうか。
具体的にはこうしていた
上司の方が部下とのコミュニケーションに悩んでいるという仮説を立てた上で、私は上司に「育てがいがある」と思われるようになるため、以下の3つを実践していました。
1.月に1回は必ず30分〜1時間話す
上司が自分に期待していること、自分ができること、自分がまだできないけどできるようになりたいことをお互いに共有しておきます。
そうすると「できないこと」については、少し細かい粒度で仕事を教えてくれたりするように、こちらから頼むことができます。
「できること」については上司は「AくんはXXについてはできるから時間をかけて教えてなくていい」と判断できます。そしてこの XXの部分、どんなに些細なことでもいいのでここで101点を取り続けると信頼を積み重ねていけると思います。
2.毎日日報を出す
毎回の日報で週に1回くらい、上司にお礼を言っとくんです。「〜〜についてご指摘くださり、ありがとうございます」とか、「これが勉強になりました」とか。
冒頭でも述べましたが上司は部下に指摘をするのを躊躇します。部下の方から指摘いただいたことにお礼を伝えると「あの言い方で伝わったのかな」「凹んでないかな」と上司の心のモヤモヤを取りはらえるんですねw
「どうぞ、ご指摘ください」とオープンにしておくと上司も安心して指摘ができ、安心して育てられるのではないかと思います。
3.指摘された時にはこう思う
「お前センスねえ!」「バカ!」「ちゃんと確認しろ!」「最後まで聞け!」「ぼけっとすんな!」「優先順位が違うだろ」などなど上司は部下に投げる言葉のレパートリーめっちゃ多いっすw
これらの言葉を投げかけられた時、自覚が必要なのは「自分のやり方や無知」を指摘しているのであり、自分の人格などを否定しているわけではないということです。間違ったやり方は直せばいいし、無知は勉強すればいいだけ。
それに自分が2.毎日日報を出すで「どうぞご指摘ください」とオープンにしているから指摘があるわけです。自ら願ってご指摘をいただいているのだと思うとちょっと気がラクになります。笑
最後に
上司からの暴言がひどい時にはご無理なさらずに。
私は上司から盗めるもんは全部盗んで、会社を去るつもりです!w