転職・キャリア

経営戦略の相談に乗るならシステム学んでからの方がいいんじゃないか説

プロジェクトにアサインされて、クライアントのCEO、CIO、COO、CFOなどの方々と毎週毎週、多い時には週に3回も会って会議する環境に恵まれました。

 (と、言ってもわたしはもっぱら資料つくりと議事録)

 

世界的な企業の意思決定の瞬間や、お偉いさんたちが意思決定をするプロセスを見られること、それに関われることは興味深く、楽しく、勉強になることが多くありました。

 

お偉いさん方が気にされていて、主に私達が考えたりしていたのは、

IFIRS適応はいつの時期が経営リスクが少ないか?
中長期経営計画と現状の間のギャップ分析
ギャップを埋めるためのプロジェクトの進捗管理
とかです。

ここまで話すと、SI専門のコンサルティングをしている大学の同期が、

「いいよなぁ。コンサルの仕事ってそれだよなぁ。マスタデータがどうとか基幹システムどうこうとか、そんなの気にならないよ。俺がやりたかったのは企業の中長期目標を考えたりライバル会社の動向を考えたりする仕事だよ」

と言ってきます。

 

 

私は彼とは真逆の考え方で、

企業の中長期目標を考えれば考えるほど、

クライアントのライバル会社の動向を調べれば調べるほど、

システムを勉強しておきたい、と思いました。

 

例えば、クライアントの中長期目標を考えたとき。
クライアントサイトの役員たちから質問されたのは

「その目標を達成するにはどんな企業を買収すればいい?
どんな事業を売ればいい?
どんな事業に力を入れてどんな事業のコストを削減すればいい?
どんな風に組織変革すればいい?
それらに伴ってシステムはどんな風に変えないといけないの?」

です。

 

買収とか事業戦略の話をするとき、また聞かれるのは

「で、買収先はなんのシステムつかってるんだっけ?
うちのシステムと統合できるの?その統合にいくらかかるの?」

「その事業戦略はいまのシステムのままで大丈夫?」

 

ライバル会社の動向を調べて報告したとき、

「その会社がそれを実現できたのは、どうして?
どんな制度や仕組みやITシステムを使ってるの?」

 

 

「………めちゃくちゃITについて聞いてくるやん。

 ITはめちゃくちゃお金がかかる。

事業へのインパクトも大きい。

 だから役員たちはめちゃくちゃ気にする」

 

私は半年間働いて、そう感じるようになりました。

 

(マッキンゼー でバリバリの戦略案件やってる人とか、
アクセンチュアの戦略でMDまで上り詰めた人とか、
ATカーニーの役員クラスとかに話もきいて、
20代はSI案件の経験を積んだ方がどうやらよさそうだ、と自身の仮説を補強しました)

 

とある世界的メーカーの執行役員はいろんなメーカーで企業買収の指揮をとってきました。

ぜんぜんシステム構築の経験なんてないのに、彼はとてもITサービスに精通していて、さらにそれらが導入されるまでのプロセスや導入されたときの影響とかも常に考えていいました。

 

大きな企業になるほど、システムが経営に大きな影響を与えることを知っているからだそうです。

 

クライアントサイトの経営戦略室の人たちは、半分はCRMを学び、半分はSAPを学んでいるらしいです。

 

情報システム部が主催する、社内で行われるシステム検討会には経営戦略室の人間が必ず顔を出し、経営戦略を立てるためのデータの取り方、データの活かし方などなどを議論しています。(勝手に会議の議事録読んだw)

経営とITは全く切り離せない。当たり前のことなんですが、実際に働いてみてそう感じました。